『終わりじゃなく、はじまりの出会い。TMC前に思う“ゆるいバンド”の良さ。』
さいたま~都内を中心に、バンド形式のコピー・セッションやライブイベントを開催するコミュニティ「ライブワゴンミュージック」です。
30日はいよいよTMC(タイニーミュージックコンサート)が開催されます。準備を進める中で、このイベントが大切にしていることを改めて共有しておきたいと思い、この記事を書くことにしました。
TMCには「このイベントのためにバンドを組む」という独自のスタイルがあります。そこで生まれる出会いは一期一会のようでありながら、その瞬間だけで完結するものではありません。むしろ、ここで出会った人たちの関係は、その後もゆるく続いていくことのほうが多いと思います。
一般的なバンド活動では、解散・脱退・固定メンバーなど、どうしても“重たい線引き”がつきまといます。でも、ライブワゴンミュージックにおけるバンドは、もっと軽やかでいいと思っています。その時に集まれた人と、好きな曲を、気持ちよく演奏できればそれで十分。メンバーが変わるのも自然ですし、また同じ人たちと組むのも自然です。続けるかどうかを無理に決める必要もありません。
今回限りのバンドもあるでしょう。でもそれは決して寂しい終わりではなく、「ここからまた新しい音楽の可能性が広がる」という前向きな感覚に近いのかも。ジャンルを変えて別の曲に挑戦してみたり、少し違うメンバー編成で音を出してみたり。そうした活動を繰り返しながら、自分が本当にやりたい音楽へと近づいていくこともあると思います。
TMCでは、練習時間が十分に取れなかったり、急なメンバー変更があったり、演奏にムラがあったりする場面もよくあります。でも、それでいいんです。それこそが期間限定バンドの自然な姿であり、TMCという場が持つリアルな魅力だと思っています。完璧なバンドだけが並ぶイベントを目指しているわけではありません。完成度の高いバンドとチャレンジ中のバンドが同じステージに立つ、その混ざり具合こそがTMCらしさです。
30日に出演される皆さんには、「今の自分」「今の仲間」で思い切り楽しんでほしいと思っています。今のメンバーだから出せる音がありますし、今回の緊張やワクワクが、きっと次の音楽活動の背中を押してくれます。この日のステージが、また新しい出会いや挑戦につながっていくはずです。
TMCはゴールではなく、音楽を続けていくための中継地点です。私自身、コミュニティ運営を試行錯誤しながらここまで来ましたし、TMCもその途中にある取り組みのひとつです。できれば、この先にあるTLCにも挑戦してもらえる流れをつくれたらと思っています。
大人になった今だからこそできる音楽の楽しみ方を、これからも一緒に育てていければうれしいです。出演される皆さんも、応援に来てくださる皆さんも、どうぞ来週を楽しみにしていてください。

