『変わりゆく時代の中で、アマチュア音楽をどう続けていくかという話』

さいたま~都内を中心に、バンド形式のコピー・セッションやライブイベントを開催するコミュニティ「ライブワゴンミュージック」です。

音楽の世界が大きく変化していると感じることが増えてきました。
それはプロの現場だけではなく、アマチュアの活動環境にも同じように影響しています。
特にインターネットやSNS、サブスクの普及は、音楽の聴き方や届け方を根底から変えてしまいました。
昔のように「ライブハウスに行かなければ音楽を体験できない」時代は終わり、いまはスマホひとつで世界中の音楽にアクセスできるようになりました。

こうした変化の中、アマチュアバンドの活動の価値観も少しずつ揺れ動いているように感じます。
そして自分自身の音楽に対する考え方も、この2〜3年で大きく変わってきました。

近年は、音楽の“発表方法”そのものが様変わりしています。
オリジナル曲で活動するバンドであれば、YouTubeやSNSを使って自分たちの作品を直接発信できます。かつてのようにレコード会社に見つけてもらうという“デビューの概念”も薄れ、自分たちの世界を自分たちでつくる時代になりました。
これは非常に良い変化だと思います。

一方で、アマチュアの“コピーバンド”はどうでしょうか。
オリジナルのように作品を発信するわけでもなく、SNSで拡散を狙うわけでもない。
知らない人の前で演奏をすること自体が目的でもない。
実際、「全く知らない人のコピーバンドにチケット代を払って観に行くか?」と聞かれれば、多くの人がNOでしょう。
自分自身もその感覚が根底にあります。

ライブハウスの対バン企画も、ビジネスモデルとしてどうしても古さを感じてしまいます。
出演者がチケットを売る、ノルマを払う、観客は出演者の身内が中心。
配信やサブスクが一般化し、音楽の楽しみ方が多様化した今、この構造をそのまま維持するのは難しいのではないでしょうか。
そして趣味として音楽を続ける身としては、その枠組みにモヤモヤが残るのも正直なところです。

では、いまの時代に合うコピーバンドの活動の形とは何か。
その答えとして、現時点で自分がたどり着いたのが、「コミュニティの中で活動が循環し、そこで完結していく場をつくる」という考え方です。

演奏する側も、聴く側も、同じコミュニティの中にいる。
ジャンルやテーマが合う仲間が自然につながり、バンドが生まれ、ライブが生まれ、また次の挑戦につながっていく。
外部の集客に振り回されず、ノルマもなく、歳をとっても好きな音楽を安心して楽しめる環境。
そんな“無理のない音楽の続け方”に、これからのアマチュア活動の可能性を感じています。

もちろん、この仕組みがすぐに完成するわけではありません。
正直なところ、手探りの部分はまだまだ多いし、思い通りにいかないこともたくさんあります。
それでも、小さくても一歩ずつトライアンドエラーを繰り返していけば、少しずつ形が見えてくると考えています。
自分たちにとって自然で、時代にも合った“これからの音楽の続け方”を、コミュニティの皆さんと一緒に探していければと思っています。