『この歳だからこそ、型にとらわれない音楽の楽しみ方』
さいたま~都内を中心に、バンド形式のコピー・セッションやライブイベントを開催するコミュニティ「ライブワゴンミュージック」です。
私がこのコミュニティで大切にしていることの1つは、「音楽仲間とゆるく、広くつながる」ことです。
バンドを組むことは楽しく、お互いに刺激を受けながら音楽を深められる反面、ある程度の束縛も伴います。私自身バンドをやっていますし、コミュニティから新しいバンドが生まれることも素晴らしいと思います。
しかし、固定のバンドだけではなかなか広がらない人間関係もあります。その点、このコミュニティでは、さまざまな人と違った形でつながることができるのが魅力です。音楽を通じて多くの人とつながっておくことは、人間関係の“寿命”を長くすることにもつながると感じています。
また、自分にとって「老後の音楽活動をどう続けるか」も大事なテーマです。もしこのコミュニティが年配者だけの集まりになってしまったら、音楽コミュニティとしての魅力は半分ほどに減ってしまうでしょう。
もちろん、同年代だけで気兼ねなく集まれる場も大切で、安心感や共感を得られる良さがあると思います。ただ私はそこに若い感性や多様なバックグラウンドが加わることで、これまでになかった曲やアプローチに出会えたり、演奏の化学反応が生まれるのも大きな魅力だと思います。コミュニティ全体の音楽の幅が広がっていくようなイメージです。
同年代で同じジャンルを楽しむ場も、もちろん価値があります。しかし、自分の知らない音楽や新しい発想に触れられる環境がそばにあると、気づかないうちに良い刺激を受けられるはずです。コミュニティを形成する上で、世代のバランスは難しい部分かもしれませんね。
必ずしもバンドを組んで活動することだけがゴールではありません。この歳になったからこそ、これだけIT環境やコミュニケーション手段が整ったからこそ、自由に音楽と人間関係を楽しむ音楽活動スタイルがあって良いと思います。そして我々は今、それを試行錯誤しながら実践しているところだと考えています。
