『音楽という第三の場所』

さいたま~都内を中心に、バンド形式のコピー・セッションやライブイベントを開催するコミュニティ「ライブワゴンミュージック」です。

このコミュニティではセッションやバンド企画、ライブイベントを行っています。

参加しているのは、会社員、自営業、主婦の方、定年後の方などさまざま。
年齢も音楽経験もバラバラですが、共通しているのは「バンドで音を出してみたい」という気持ちです。

音楽の場は、単なる趣味の集まりでもありますが、それだけではないと感じることがあります。

家庭でも職場でもない。
評価や役割から少し離れられる場所。

そこでは肩書きよりも、「今、音を出している自分」が基準になります。

普段はそれぞれの生活の中で、仕事や家庭の役割を持っています。

でも音楽の場では、ギターを弾く人、ドラムを叩く人、歌う人としてただ音を出し、バンドとして1曲を演奏します。

演奏する日になると、みんな少し緊張しています。

うまくいかないところがあったり、思った通りに弾けなかったりすることもあります。

それでも演奏が終わると、
「楽しかったですね」
「またやりたいですね」
そんな言葉が自然に出てきます。

特別なことをしているわけではありません。
ただバンドで1曲演奏しただけです。

それでも、曲を決めて、練習して、誰かと音を合わせて、そして実際に人前で演奏する。

その一連の体験は、普段の生活ではなかなか味わえないものです。

多くの人が、心のどこかで思っています。
「自分はこのままでいいのかな」と。

それは不満というより、自分なりに何かをやってみたい、少しでも前に進んでみたい、そんな気持ちに近いものかもしれません。

音楽の場は、その気持ちに対してひとつの答えを出せる場所なのではないかと思います。

上手くなることだけが目的ではなく、曲に挑戦し、実際に演奏し、それを誰かと共有すること。

その時間そのものに、音楽をやる意味があるのかもしれません。

ライブワゴンミュージックは、そんな音楽の場を、これからも続けていきたいと思っています。