『手持ちのカードで勝負する』

さいたま~都内を中心に、バンド形式のコピー・セッションやライブイベントを開催するコミュニティ「ライブワゴンミュージック」です。

「もっとギターが上手くなりたい」
「ジャズも弾けるようになりたい」
「アドリブもできたらいいのに」

音楽を続けていると、誰でも一度はそんなことを考えます。

もちろん、自分もそうです。

でも、最近は少し違う考え方をするようになりました。

それは、「今、自分はどんなカードを持っているだろう?」という考え方です。

カードとは、自分がこれまで身につけてきた演奏技術や経験、好きなジャンルや得意なフレーズのこと。

自分の場合、正直に言えば3枚か4枚くらいしかありません。

決して何十枚も持っているわけではない。

それでも、バンドやセッションでは意外と困らないことがあります。

なぜなら、その場に合わせてカードの出し方を変えているからです。

例えば、初めて挑戦するジャンル。

「これは無理だ」と思うこともあります。

でも、そこで終わりにするのではなく、一度手持ちのカードを眺めてみる。

この曲なら、このリズム感は使えそう。

このバンドなら、この音作りなら合うかもしれない。

このフレーズを少し変えれば、意外と馴染むかもしれない。

そんなふうに考えていくと、「できない」と思っていたことが、「なんとかなる」に変わることがあります。

もちろん、新しいカードを増やす努力は大切です。

新しいジャンルに挑戦したり、新しい奏法を覚えたりすることは、音楽の楽しさでもあります。

でも、それと同じくらい大切なのは、今持っているカードをどう使うか。

カードの枚数よりも、組み合わせ方や出すタイミングで演奏は大きく変わります。

だから、知らない曲や初めてのジャンルに出会っても、「自分には無理だ」と決めつけなくていい。

まずは、自分の手持ちのカードを並べてみる。

意外と、その中だけで勝負できることも多いのです。

新しいカードを増やしながら、今あるカードも大切に使う。

そんな積み重ねが、音楽を長く楽しむコツなのではないかと感じています。