『バンドきっかけ交流会について、今考えていること』
バンドが生まれる“きっかけ”をつくるために
現在、「バンドきっかけ交流会」というものを考えています。
ただ、正直に言うと、まだ内容が完全に決まっているわけではありません。
私自身も、いろいろ考えながら、少しずつ形にしている段階です。
ですので、今回の文章は「正式な案内」というより、今の時点で考えていることを一度まとめたものです。
LINEのメッセージだけでは、どうしても短くなってしまいますし、言葉が足りないまま伝えると、逆に誤解が生まれるかもしれません。
そこで、興味のある方に読んでいただけるように、現段階での考えをブログとして残しておこうと思いました。
今回考えている「バンドきっかけ交流会」は、通常のセッションとは少し違います。
かといって、いわゆる練習会とも違います。
また、音楽好きが集まって、ただおしゃべりをするだけの会でもありません。
では何を目的にしているのか。
一番大きな目的は、このコミュニティの中で、バンドをやってみるきっかけをつくること
です。
このコミュニティでは、セッションとバンド演奏の両方を大事にしていきたいと思っています。セッションにはセッションの良さがあります。
その日集まった人たちで、いろいろな曲を演奏する。
普段なら一緒に演奏する機会がない人とも音を出せる。
自分の好きな曲をリクエストして、その曲にいろいろな人が参加してくれる。
これは、とても楽しいものです。
一方で、バンドにはまた違う良さがあります。
同じメンバーで何度か集まり、曲を決め、練習し、少しずつ形にしていく。
時には話し合いながら、時にはうまくいかないところを調整しながら、ひとつの演奏を作っていく。
その過程には、セッションとは違う面白さがあります。
ただ、バンドという言葉には、少し重たいイメージもあるかもしれません。
一般的には、バンドというと、固定メンバーで長く続けるもの、というイメージが強いと思います。
メンバーを探して、活動方針を決めて、定期的に練習して、ライブを目指して、場合によっては何年も続けていく。
もちろん、そういうバンドも素晴らしいと思います。
ただ、このコミュニティの中では、もう少し軽やかな形もあっていいのではないかと思っています。
たとえば、数ヶ月だけ。
たとえば、1回のライブだけ。
たとえば、ひとつのテーマだけ。
たとえば、「この曲をやってみたい」「このジャンルを一度やってみたい」というところから始まるバンド。
そういう期間限定のバンドがあってもいいのではないかと思っています。
むしろ、このコミュニティでは、その形をひとつのスタンダードにしていきたいという気持ちもあります。
「ずっと続けなければいけない」と思うと、参加のハードルは高くなります。
でも、「数ヶ月だけ」「1回の発表まで」「この企画だけ」と考えると、少し参加しやすくなるのではないでしょうか。
終わりが決まっているからこそ、始めやすい。
期間が決まっているからこそ、挑戦しやすい。
そういうバンドの形があってもいいと思っています。
今回の「バンドきっかけ交流会」は、そうした期間限定バンドが自然に生まれていくための、最初の入口のようなものにできればと考えています。
ただし、この会に参加したからといって、必ずバンドを組まなければいけないわけではありません。
そこは大事なところです。
「今日ここでバンドを決めます」
「この人とこの人で組んでください」
「参加した人は必ずどこかのバンドに入ってください」
そういう会にするつもりはありません。
むしろ、もう少し手前の段階です。
自分はこういう音楽が好き。
こういう曲を一度やってみたい。
こういうジャンルに興味がある。
このくらいのペースなら参加できそう。
この人となら、少し一緒にやってみたいかもしれない。
そういう小さな接点が生まれる場にできればと思っています。
いきなり「メンバー募集」という形にすると、少し重く感じる方もいると思います。
ですので、最初はもっと軽く、
「こういう音楽を一度やってみたいです」
「こういうバンドに興味があります」
「この曲なら参加してみたいです」
「同じような方向性の人がいれば、少し話してみたいです」
くらいで良いと思っています。
これは、無理やりバンドを作る会ではありません。
でも、バンドが生まれるかもしれない種まきの会です。
そのため、当日は少し音を出すことも考えています。
ただし、その音出しも、演奏の完成度を見るためではありません。
上手いか下手かを判断するためでもありません。
誰かを評価するためでもありません。
あくまで、交流のために少し音を出してみる、という感覚です。
一緒に音を出してみることで、
「この感じなら楽しそう」
「この曲ならできそう」
「この人の雰囲気、いいな」
「このメンバーなら何かできるかもしれない」
そういうことが、少し見えてくるかもしれません。
音楽は、話しているだけではわからない部分があります。
逆に、完璧に演奏できなくても、一緒に音を出してみると、なんとなく伝わるものがあります。
その意味で、音出しは練習というより、交流のきっかけです。
また、やはり何かしらのゴールがあった方が、イメージしやすいとも思っています。
現在、11月にミニライブを2回ほど実施する予定があります。
もし、この交流会をきっかけにバンドが生まれ、そこを目標にできるようであれば、それはとても面白いと思っています。
もちろん、全員が11月を目指す必要はありません。
メンバーがすぐに揃うとは限りませんし、準備期間が足りない場合もあります。
その場合は、来年の1月や2月あたりに、別の発表の場を作ることも考えられます。
大事なのは、最初から無理をしないことです。
「11月に出なければいけない」ではなく、
「11月を目標にできそうなら目指してみる」
くらいの感覚で良いと思っています。
今回の会は、通常のセッションとも違います。
練習会とも違います。
ただの雑談会でもありません。
今のところ、私の中では、バンドを組む会ではなく、バンドが生まれるきっかけを作る会という言い方が、一番近いと思っています。
この会で、すべてを決める必要はありません。
ただ、同じような音楽が好きな人、同じようなことをやってみたい人が少し見えてくれば、それだけでも十分意味があると思っています。
そこから実際にバンドになるかもしれませんし、今回は話だけで終わるかもしれません。
でも、何もないところからは何も始まりません。
まずは、
「こういうことをやってみたい」
「こういう音楽が好き」
「誰か一緒にやってくれる人がいたら嬉しい」
そんな小さな一言が出てくる場にできればと思っています。
このコミュニティの中で、セッションだけでなく、バンド演奏の機会も少しずつ増やしていくためには、こういう入口があってもいいのではないかと思っています。
無理に決めるのではなく、無理に組ませるのでもなく、でも、何かが始まる可能性はちゃんと作っておく。
そんな会にできればと思っています。
最後に、少し自分自身の話もしておきます。
実は、この「期間限定でバンドを組んでみる」という形を、最初から実践しているのが自分自身です。
これまで私自身、イベントごとにバンドを組み、そのイベントに向けて短期間活動し、本番が終わったらいったん区切る、ということを繰り返してきました。
もちろん、必ず終わりにしなければいけないわけではありません。
メンバー同士が「もう少し続けてみたい」と思えば、そのまま続いていく形もあっていいと思います。
ただ、私自身は主催という立場でもありますので、まずは自分がこの形を実践してみる必要があると考え続けてきました。
正直に言えば、このやり方が本当に良いのかどうか、まだわからない部分もあります。
でも、だからこそ、まずは一定期間やってみる。
やってみて、うまくいく部分、難しい部分を見ながら、少しずつ形にしていければと思っています。
11月にはミニライブを2回予定しています。
そこに向けて、私自身もまた新しく2つのバンドを作ってみるつもりです。
そう考えると、この「バンドきっかけ交流会」も、誰かに何かを押しつけるための会ではなく、私自身も含めて、みんなで新しいバンドの始まり方を試していく場なのだと思います。
まだまだ手探りですが、このコミュニティらしい、新しいバンドの始まり方を作っていければと思っています。

