『邦楽・邦ロックセッションvol.3を終えて改めて感じたこと』

さいたま~都内を中心に、バンド形式のコピー・セッションやライブイベントを開催するコミュニティ「ライブワゴンミュージック」です。

邦楽・邦ロックセッションvol.3、今回も無事に終えることができました。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

回を重ねるほど、セッションという場所が「ただ音を合わせる」以上の意味を持っていることを強く感じます。そして今回あらためて、「やりたい曲をやること」の大切さを実感しました。

ここのセッションには、“一人一曲、好きな曲をリクエストする”というルールがあります。とてもシンプルですが、この“好きな曲を選ぶ”という行為には想像以上に深い意味があると思っています。
音楽は本来、とても個人的な体験です。同じ空間で音を鳴らしていても、最後に残る手応えや満足感はひとりひとりの中にあります。「どう感じたか」「どんな物語がそこにあったか」は、自分自身にしかわかりません。

だからこそ、日頃からやってみたいと思っていた曲、今の自分にとって意味のある曲、自分の中の欲求に正直に選んだ曲をリクエストしてほしいのです。周りの空気を読んだり、人気や難易度で考える必要はありません。むしろ「なんでこの曲?」というくらいの選曲でいい(笑)
その一曲は、その人が“今の自分”で楽しむために選んだ、かけがえのない曲だからです。

ここのセッションは、誰かに合わせるための時間ではなく、自分を出す時間でいいと思っています。最低限のマナーはもちろんありますが、基本は“自己実現の場”。
少し自己中心的なくらいで丁度いい。自分の曲では思いきり主役になり、他の人の曲では気持ちよく脇役に回る。その入れ替わりの中で、お互いの存在が自然と際立ち、尊重し合える空気が生まれていきます。

そしてもうひとつ、セッションは「日常の音楽アウトプットの場所」であるということ。
練習してきたことを試してみる、久しぶりに音を鳴らす、新しいジャンルに触れてみる、新しい仲間と出会う。そういう日常的な“音の遊び場”として、セッションの価値はとても大きいと感じています。がっつり仕上げてくる必要はありません。少しラフでも、その日の“この一曲をやってみたい”という気持ちだけで十分です。

一方で、TMCやライブのようなステージは、セッションとはまったく別のものだと思っています。セッションは日常の遊び。対してTMCやライブは「作品をつくる場」であり、観てくれる人がいて、共演者がいて、責任が生まれます。
だからこそ、そこではしっかり準備し、真剣に取り組むべきだと思っています。セッションとライブは役割も求められる姿勢も違う。この“分けて考える感覚”が、活動を続けていく上でとても重要です。

セッションは、上手い下手ではなく、好きな曲を通じて自分を表現する楽しさを味わう場です。だからこそ、リクエスト曲は「なんとなく」で決めないでほしい。今の自分がやりたい曲、心が動く曲、挑戦したいと思える曲。その感覚を信じて選んでほしいと思います。
やりたい曲を、思いきりやるオジサンたちは輝いて見えた(笑)

次回のセッションでも、皆さんの“やりたい一曲”に出会えることを楽しみにしています。