『今の自分と未来の自分を見比べる実験』

さいたま~都内を中心に、バンド形式のコピー・セッションやライブイベントを開催するコミュニティ「ライブワゴンミュージック」です。

65歳以上限定バンドを作る理由
―「いつまでも元気で」ではなく、「今の自分と未来の自分を見比べる実験」

ライブワゴンミュージックで、65歳以上限定のバンドを結成する企画を立ち上げようと思っています。
理由はシンプルです。
「歳を重ねてもバンド活動はできるのか?」
「シニアが主役になったとき、どんな音楽が生まれるのか?」
その答えを、自分の目で確かめたいからです。

「きれいごと」ではなく、実験としての試み

よくある「いつまでも若々しく」「生涯現役で」という言葉。
もちろん、それも素敵なことだと思います。
でも、今回やりたいのはそういう“元気アピール”ではありません。

この企画は、どこまで音楽を本気で楽しめるか?というある意味、実験のようなものです。

歳を取ると、体力も記憶力も反応速度も落ちていく。
でも、その中で「無理をせず、それでも本気で音を出す」姿を見てみたい。
そこに生まれるグルーヴや味わいは、その世代にしか出せないものだと思うんです。

自分の“未来”を見てみたい。

65歳という年齢設定には、もう一つ理由があります。
それは、未来の自分を重ねて見たいという気持ち。

ライブワゴンミュージックの参加者は、40代~60代が中心。
その延長線上にある「65歳の自分」は、どんなふうに音楽をやっているだろう?
今のようにスタジオで音を出せるのか?
ライブハウスで人前に立てるのか?
その“未来予想図”を、リアルに確かめたい。

だからこそ、この企画は先輩方のリアルな姿を見せてもらう実験でもあります。
そこから、今の自分がどう音楽と向き合うかのヒントをもらいたい。

シニアが主役になったとき、何が変わるのか?

「シニア限定」というと、どうしてもゆるい雰囲気を想像されがちですが、目指しているのはその逆です。無理せず、でも本気で。「力まないのに熱い」バンドができるのか?

ライブワゴンミュージックは、世代もレベルもジャンルも超えて音楽を楽しむコミュニティです。その中で、65歳以上の方たちがひとつのバンドとして集まり、本気で音を鳴らす姿を見せてくれたら、それはきっと多くの人の心に響くのでは?

これは「シニア応援企画」ではなく、“音楽の可能性”をもう一度検証するための実験です。

うまくいくかどうかなんてわかりませんが、でも、やってみなければ何も始まらない。
65歳以上の皆さん、もしこの考えに少しでも共感してくれたなら、一緒にこの“実験”をやってみませんか?