『スナーキー・パピー/SNARKY PUPPY JAPAN 2025』
2025年6月4日(水)
Zepp Shinjuku
SNARKY PUPPY JAPAN 2025
出演:SNARKY PUPPY
ショーは19:00スタート。5度のグラミー賞に輝く天才集団、SNARKY PUPPYの来日公演がZepp新宿で開催されました。
ジャズ、ロック、ファンク、ワールドミュージックが混ざり合った、インストゥルメンタルの極致とも言えるステージ。まず登場したのは前座の日本人キーボーディスト/コンポーザーのOsamu Fukuzawaさん。落ち着いたイージーリスニング的な演奏で、個人的には正直テンションが少し下がってしまいましたが…ここからが本番。snarkyのショーは20:00からスタートしました。



SNARKY PUPPYの登場とともに、会場の空気が一変します。変わらぬ一糸乱れぬアンサンブルと即興の応酬に、自然と体が踊りだす!
今回は小編成(dr1, bs1, per1, gt1, key2〈うち1人はtp兼〉, sax2, tp2)でしたが、各メンバーが絶妙に音を重ね合い、ゴージャスで濁りのないサウンドを作り出すそのバランス感覚に驚きました。オーケストレーションを各自の裁量で自在に構築している様子が、本当に見事でまさに天才演奏者集団という感じ。
ドラムのNikki Glaspie、パーカッションのMarcelo Woloskiというリズム隊も素晴らしく、グルーヴが全身に響きます。
そして特筆すべきはアンコール前の「What About Me?」のギターソロ。わずか2~3音のリフ(リピート)を少しずつ変化させつつ、3分以上もじわじわとテンションを高めていく…あのカタルシスは忘れられません。ステージ上ではベースでリーダーのMichael Leagueが細かくアドリブで指示を出し、即興でホーン隊の入りを調整していたのも鳥肌ものでした。
オールスタンディングで身体を揺らしながら音に浸れるのも最高でしたね、疲れますが(笑)
音響も素晴らしく、“音を浴びる”とはこういうことだと再認識しました。やっぱりこのジャンルが一番楽しカモ。。。
今年、発表予定の新作は日本で書いたとのことで、また近いうちに戻ってきてくれるそうです。再訪が楽しみなグループです。