『音楽について、夢や目標はありますか?』~その3

さいたま、大宮を中心に、バンド形式のコピー・セッションやライブイベントを開催するコミュニティ「ライブワゴンミュージック」です。

(※その1はコチラから)
(※その2はコチラから)

「事前曲決めセッション」、文字通り事前に曲を決めてセッションする、ということなのですが、いい名称が思いつかずそのままになっています。

ここでは飛び込みで演奏するジャズやブルースの飛び込み型セッションのような即興性やスリルは求めておらず、参加者が思い思いに準備ができることが一つのポイントです。つまり個人によって準備の度合いが違ってもいい、という考えです。

完コピし、しっかり練習してからセッションに参加してもいいし、なんの準備もせず参加してもいい。とはいえ一緒に演奏するメンバーに迷惑をかけないことが前提、曲や構成を覚える、といった最低限の準備は必要です。
演奏曲が決まったら各パートのメンバーが決まり、必要に応じてどんなふうに演奏するかを打ち合わせする、そこまでやって本番に挑みますので、もはやセッションとは言えないかもしれませんが、安心感は大きいと思います。

前回お話した「楽しみ方は人それぞれ」を最大限考慮すると、このスタイルがベストの様な気がします。セッションについては、バンドでの完成度よりも個人の楽しみを優先するので人によっては準備期間も楽しみの一つになるわけです。ギターであれば音作りを試行錯誤したり、ソロを完璧に弾けるように練習したり…本番までの過ごし方が人それぞれになるわけです。
私のように全く準備せず参加する、というのも一つ。ほぼ確実に本番ステージで間違うことになるのですが(笑)そこ含めて楽しむわけです。

音楽を共通のテーマとして多くの人が集い、そこで個人が楽しむことを大切にする、「セッションを通して自己実現の場、自己満足の場」――そんな場を目指しています。
うまい下手にかかわらず音楽を平等に楽しめることが大切です。

次回は、セッションをより充実させるための「選曲」や「テーマの設定」について考えていきます。